口腔内を清潔な状態に保つためには、予防意識を持つことが大切です。
痛みや腫れなどの症状が現れてから来院し、治療により症状が治まれば、「歯科医院はもう行かなくても大丈夫。」と考えていらっしゃる患者様もいらっしゃいます。しかしそれ以降のメインテナンスをしないとまた同じ症状に悩まされたり、他のトラブルが出てくる可能性が高いです。そして慌ててまた歯科医院へ・・・という繰り返しになってしまいます。
一方、予防意識を高く持つことで、治療中や治療後の正しいブラッシング方法を元にしたセルフケアを習得し、定期的な来院によるメインテナンスを行うことで、いち早く変化に気が付き、虫歯や歯周病の予防ができるのです。
当院では、予防の意義をしっかりと理解いただき、予防に対するモチベーションを高めてもらうことを心がけております。
かけがえのないご自身の大切な歯を守っていきましょう。
なぜ予防をして歯を守る必要があるのでしょうか?
もしご自身の歯がなくなったらどうなるのか、と想像してみてください。
もし前歯がなくなったら、大きな口をあけて笑えなくなるかもしれません。奥歯がなくなったら、何気なく食べていたものが食べられなくなるかもしれません。
もちろん、虫歯になれば被せもの、歯がなくなればブリッジ、インプラント、入れ歯・・と口腔機能の回復は現在の歯科技術で可能です。しかし、健康的なご自身の歯ほど機能的かつ美しいものはありません。
また、歯がなくなり噛む力が低下すると、お顔の筋肉も衰え、年齢よりも老けた印象を相手に与えかねません。場合によっては、食事が楽しみでは無くなり、人とコミュニケーションを避けがちになることもあります。歯が失われるということは、健康や精神状態にも悪影響を及ぼすリスクが高まります。だからこそ予防が必要です。プロの目線からのケアと日々のセルフケアを組み合わせると、虫歯や歯周病を防ぐ期待が高まります。予防の意識を持ち、年齢を重ねてもご自身の歯の健康を維持できるように心がけましょう。
以下の3つは、歯を失う原因として特に多い病気です。
- 虫歯(専門用語ではう蝕)
- 歯周病(歯槽膿漏)
- 歯に加わる力(歯ぎしりや食いしばり)
大切な歯を失わないためには、定期的な来院と予防によるメインテナンスが欠かせません。治療では専用の治療器具を使用したPMTCという、お口の総合的なクリーニングを実施。他にも、ご自宅でセルフケアに取り組んでいただけるように、患者様のクセやお口の状態に合わせた適切なブラッシング指導をおこなっております。健康な口腔内の環境を作るためにも、当院の予防システムをぜひご利用ください。